日記022

恋人ができてから半年ほど経った。「できてから」と書いて思ったが、できたという言葉は的外れであり、もう少しナチュラルな気持ちである。教室でたまたま隣の席に座った人に消しゴムを借りたりしていたらなんか仲良くなった、ってくらいナチュラルなそれだった。

今もとても仲良くしてもらっている。たまたま消しゴムを借りといて本当によかったな思う。これからも一緒に居たいと心から思う。その上で、最近感じているのは2人の世界が「閉じてきている」ということで昨日は電話でも少し話をした。出会った頃はその瞬間にお互いが何を話すか分からないことで心地よい緊張感があり、ある意味開かれた関係だったように思う。なんでもできるような気がしたし、どこまでも行ける気がした。実際にとつぜん車を借りて千葉まで行ったこともあった。もちろん今もそれはできるけど、あの頃の疾走感はないと思う。ありふれたカップルあるあるなのかもしれないが、ただこの流れに身を任せていたら滝壺に落ちそうな気もする!そんな訳で2人の間に出来つつある、会話のコードや文法、ラポールを解体してみようかなと思ったり。

たぶんそんなに難しいことじゃなくて、もっと普通の事なんだろうな、もっと笑わせてあげたいな!

府中に向かう