日記001

枕木に無数の高力ボルトが締め付けられている。あさ10:18分、急行吉祥寺行きを待っている間に、各駅停車が2.3本止まって、過ぎ去っていくのをリーガルリリーと共に見ていた。小さな女の子が音楽にドライブして世界と共鳴するのを見るとグッとくる。音が私と世界を繋ぐ瞬間。

そういえば八王子市役所のエレベータの中で手話で会話している2人がいた。優しい雰囲気じゃなくて結構複雑な会話をしていた気がする。手話の分からないおれのただの妄想。昨日は駅前で車椅子の息子を押す母親が、自分でやれるでしょ!と怒っていて胸がドキッとした。そのまま母親は先をスタスタ歩いて行ってしまった!振り返ると息子は頑張って車椅子のタイヤをクルクル回していた。普通の親子といえばそれまでだけど、、結局、まだ小さい息子がいつまでたっても人に押してもらっていては困る時が来るから、母親の愛ゆえのムチだと思うことにしたけど、母親は本当に怒っていた気がしてならない。自分が親になったらそんなことできないだろうな。

久我山に自宅があったと言っていた女の子を思い出す。親族がなかなかすごい人たちみたいでびっくりした。なんせ多摩霊園に墓地の区画を保有している!可愛いからおれは今この子が大好きだけど、東京シャイネスボーイだからなんもしないんだよな。

改札に大勢の人間が突っ込む様はイワシのサーディンランのようだが、人間の始まりは魚だから、原始的風景これに極まりといったところか。