出口主義

何にも属したくない。カテゴライズされた瞬間にその場から足早に去りたくなる。子供みたいな考えだという事は分かるが、それが分かっても頭から消える訳ではない。無論、カテゴライズの多層世界から独立することなどできやしない。それでも思う。ぼくは何にも属したくない。いやもう少し正確に言おう。何かに属してもいいが、その属した空間言語の外側への眼差しを忘れたくない。例えば、建築を語るときに建築の言葉から遠くて離れて思考したい。もっと普通の話かな、、要は天邪鬼なのだ。