2017-10-15から1日間の記事一覧

宮台真司「世紀末の作法」感想

彼のことは当然知っていたし、どんな本を書いてきたかも把握していたが、彼の単書を読んだのはこれがはじめてだった。95年前後に様々な媒体で書いた、短めの文章を一冊にまとめてある。核となるのは、援交、テレクラ、ブルセラ、女子高生、人妻、ナンパなど…

東浩紀「クリュセの魚」感想

僕の中の東浩紀は、ニコ生で白ワインを飲みながらブチ切れし、かと思ったらゲンロン0を書く、そんなイメージだった。はじめの30ページくらいは、そのイメージが離れず、中々小説の、火星の、世界観に入れなかった。それに本気で恋愛を書いているのだから尚更…