社会に中指立てない若者たち

若者はアカ。大学を憎み、社会を憎み、大人たちを嫌悪する。そのかわり恋人を愛する。そんな分かりやすい若者たちはもういない。菅直人をキャラ化して笑い、人畜無害の音楽に浸り、恋人すら自分の承認欲求と周りへの自慢の道具。それは単に政治的腐敗だし、音楽で頭がぶっ飛ぶ事を怖れているし、深い関係になり傷つきたくないだけだ。深さは無くなった。目に見えるものが世界の全てとなった。 手触りも匂いも関係ない。まるで、スマートフォンごしに世界を見るように。