下北沢駅で急行吉祥寺行きを待つ時にこれを開くのはもう10回目くらいになる気がする。小ぶりな住宅がまもなく終わり。別の小ぶりな住宅に頭を切り替えなくてはいけない。一物件終わるたびに頭がポアポアしてしまうのはもう仕方ないけど、そろそろ本当に切り替えなくてはいけない。おそらく彼女が言っていた「とくに目標とかないんだよね」という言葉に全てが集約されていると思われる。デタラメな社会でマジガチで生きていても仕方ないからそれこそポアポアに生きていくことが、しあわせに生活するひとつの方法なんだと思う。岡本太郎が言っていた、死に近い道を選ぶ時代は終わったのかもしれない。別の言い方をすれば、そんな事言ってたら本当に死んじゃう時代になったって感じ。相変わらず仕事は本当に死にたいくらい嫌なこととちょっとだけ楽しいことの繰り返しだ。