少年兵をヘッドショットすること

誰かと本気でぶつかりたいと思うことがある。小学生の頃は本気で友達と喧嘩してた気がする。中学の頃だって部活の試合で相手をねじ伏せるために身体中に血を滾らせていた。高校では毎日姉を殺そうとしてた。

大人になったら誰かに本気でタックルできることなんてそうそうない。そんな相手はなかなか居ないだろうし、こっちもそんな事ができるか分からない。生温く、手触りのない、それでいて陰湿な世界に来た気分がする。でもみんな平然と何食わぬ顔で生きているように見える。否、電車のサラリーマンはいつも不機嫌だし、隣に立っているおっさんは満員電車なのに膝を張っている。ローブローでも入れてやろうか、そうすればおっさんもやり返してくるから、本気で喧嘩できるかも。そんな事じゃない。

もっと身体の痛みを感じたいし、燃え尽きたい。僕の身体にあるどこがが、何かを欲している。一部分だけど、すごく大切などこかが、物足りない!と叫んでいるような。

しかしタバコはうまい。これが無くなったら本当に死んでやろうか。