日記052

できるか分からないけど兎に角やってみる。

日記051

設計とは何か?前提条件をきちんと整理した先に自動的に導き出されるものだろうか?導き出されたものがダメであれば遡及的に前提条件を意図的に操作することも必要だろうか?否、そもそも設計の前提条件をきちんと整理することなど原理的にできないのではな…

日記050

居心地の良さを追い求めている住宅系作家たちは、青木淳のことをどう思っているのか気になる。というか、どのように語るのか全く想像できない。「語るまでもない」というように一刀両断するのだろうか?きっとその刀を青木淳はおもちゃのチャンバラに変えて…

日記049

誰かが、建築は皆の和解の場にするべきだと言っていた気がする。はじめて、それが実として少しだけ体験できた気がする。本当に少しだけ、、というよりも和解の第一歩目かもしれないが、、 揉めことを解消したわけではない。そもそも揉めている訳ではないが、…

日記048

赤堤の家を片付けた、引越しはとりあえず終わって、これから新しい家を少しづつ住みやすくしたいと思う。最近は少し不安な気持ちと、なんだか落ち着かない、2人で住むわけだわから当然のことかもしれない。電気代がバカ高くなりそうで、ちょっと焦ってるけど…

日記047

思考の順序がおかしい、強度がなく、柔軟さもなく、想像力もない、前提条件の整理こそが、ほとんど全てであるのに、それすらしていない、否、歪曲した前提条件の上で下手なダンスを踊る。見ていられない、机上の検討で世界を創造したように思いあがる。やは…

日記046

その人が居るだけで物事がうまく進みそうな空気を出せる人がいる。あるいは、うまくいかなくても何とかなりそうだと思える人。そしてその様な人は、一般的な意味での仕事ができる人ではないことが多く、それらの空気感は別の場所から出てくる。端的に人間力…

日記045

たった一カ月で少し前まで真夏だった事が思い出せない程に涼しくなった。長かった物件も一段落ついた事で、いつもの通りの閉塞感と憂鬱さを感じる、そして、ふと思い付いた事ではないが、まずは引越しをして、退職をするということを決めた。そうしたいとい…

日記044

SDレビューとギャラ間に行った後に限界ばあちゃんに会ったはなし。 SDレビューについて 意味不明なドローイングを描いていた人と細長いイケメンビルを建ててた人以外は、自然系、素材系、ボトムアップ系、よって政治的に正しい系であった。地域に密着するこ…

日記043

自分が発した言葉に驚く様な時は内容がどうであれ、思考がドライブしている時である。自分の言葉によって、ユリイカ!!と叫びたくなる。ほとんどの場合は自分に馴染みすぎた言葉が出てきてしまうが、それは単につまらない時、だるい、全然ダメ、訓練が足り…

日記042

過去→現在→未来というイメージはとても分かりやすいが、大切な想像力の何割かはこのイメージによって封印されている。 混沌を極めた物件の中にこれから入って行かねばならないので少し憂鬱である。 不安というか、焦り、このままでいいのか?よくないだろう…

日記041

少し前までオレを追い詰めていた物件は、まだ残っている事はあるが一時期のような状態からは解放された。本当に不幸な物件だと思うし、これから先とても大きな問題がこの物件で起きるのでないかと思っている。でも取り敢えず区切りがついた気がする。いま私…

日記040

ある担当物件でのストレスによって身体が泥のようになっている。はじめての事ではないし、過去にはこれ以上の事もあったので、しばらく経てば良くなると思うが、原因となった物件で起きている事は、この仕事をやる上での基本的な認識を考えさせられる事であ…

日記039

久しぶりに思い出したから開いてみた。新宿に向かう電車の中、イヤホンからはデイディビジョンの音楽、アメリカ、アメリカ!って感じがする。電車に人は少ない。 見えないように、考えないようにしている事そのものを忘れて頭の中は生温いゼリーのようだ。昼…

日記038

加速度的に体感時間が短くなっていく人生。 物件の始まりの鐘の音も聞こえたし、年末も近くなってきて心臓が少しだけ小さくなってきた、大切なことは考える事ではなく考え方、結果ではなく方法、失敗を避けることではなく修正すること、何度やっても落とし穴…

日記037

電話越しにある人の声が聞こえた。数年前まで色々と教えてもらっていた先輩の声だ。その声を聞いただけで背筋が伸びてしまう、抽象と具象の思考力にムチを入れられてしまう。止まりそうになった時、頭の中であの声とイメージを呼び起こすのだ。それがいちば…

日記036

お通じが悪いことで悩んでいる人には分からないかも知れないが、お通じがよすぎて困ることもあるのである。短すぎるか、

日記035

皆がSNSに魂を吸い取られている横で渋いロックバンドを聴きながら思弁する。これは意地である。世界への抵抗、反逆である。私にはそれが大切なのだ。野菜たっぷりスパイスカレー、なんとかコーヒー、シーシャ、それらの物はすべて「まやかし」であり、一過性…

日記034

山を越えた。越えてみたらとても小さな山である事と、まだ一合目であることが分かった。アルピニストは限界を超えないからプロなのである。見事に風邪を引き、身体の細胞は綺麗に入れ替わったようだ。マスターヨーダは400歳くらいか?欲望は人から受け取り、…

日記033

祖父と現場監督の母親、サッカークラブの監督と立て続けに亡くなってしまった。死を隠蔽した街で生活していると、その様なことはどこか遠くにある気がしてしまうが、当然のように訪れることであったことを思い出した。

日記032

これはスポーツであり、マラソンなのだと分かった時、身体が軽くなった。ただただ走り続けることは、自分がもっとも得意とすることである。しらけてる人よりマジな人の方がいい。

日記031

25年周期で社会が回るように私の身体にも周期があるようです。 先週の大阪旅行が遥か昔に見た夢のように、とても遠くにあるのは、楽しかったからでしょうか。それとも愛している人と居たからでしょう。いずれにしても絶望の底に落ちたとしても私はもう大丈夫…

日記030

一年に3回くらいは身体が泥みたいになって死にたくなる。鬱なのか知らないけどそうなったら何処までも落ちてしまう。そして昨日がそれだ、会社は当然サボった、仕事がたまる、これがまた憂鬱になる負のループ。とにかく横になるしか無い、たぶんランニングと…

日記029

土木と建築が絡み合っている街はおもろいな。アキラの最後に出てくるアレみたいな感じで、人間の狂気が滲み出てしまってるような街のことや。ある意味天王洲アイルとかもそうやな。

日記028

歴史が再起動してしまった翌日。能と狂言を見ることになった。世界は向こうからやってくる、ただ待つことである。哀愁に陥ることなく、解放のダンスを踊る。冷たいコーヒーが入ったプラスチックの容器は外気との温度差によって結露する。

日記027

ある特定の場所に行くと特定の記憶が蘇ることがあります。あるいは、その場所に行かなければ蘇らない記憶です。そう思うと、この大地は大きな記憶装置に思えてくる訳です。そして、下北沢のホームから明大方面に行く電車を待つときに思い出す記憶というのが…

日記026

自分の両親あるいは祖父祖母でもいいと思える建築ならば真っ直ぐ向き合える気がする。随分と保守的でつまらないかもしれないが、その先入観こそが保守的でつまらないものかもしれない。これから極上のラーメン屋にいくのだ!ラーメンというものが目指した1…

日記025

神は細部に宿るらしいが、本当に神ならば細部ばかり気にしないでもらいたい。3.11

日記024

曇天と共に不気味な谷を降りる、人間に酷似する、その少しだけ前にそれは現れる。谷底の湿った沼地から太陽を求めて伸ばしたであろう真っ黒な手が見える。指先は朽ちていて少し風が吹けばポロポロと崩れ落ちそうである。この谷にはしばらくのあいだ風が吹い…

日記023

近代哲学における「自然状態」とは全く関係がなく、空間や場所における「自然状態」というものがあったとすれば、形態とマテリアルの複雑さが比例している状態と言える気がする。的を得た様な気分だけど、とても普通のことを言っただけかもしれない。四角い…